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シリーズものが読みたい人にオススメする厳選、シリーズ小説集!

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シリーズものが読みたい人にオススメする厳選、シリーズ小説集!

今回紹介するのは、全てシリーズ作品となっています。

シリーズ作品は多いから手が出しにくいイメージがあるかも知れませんが、一作品からでも楽しめるものばかりです。一作品読み終えると、また次の作品が読みたくなるような本ばかりです。

短いので三部作から、最後の方には五十作品にも及ぶ大作も紹介していますので、是非最後まで読んでください。



図書館戦争 有川浩

初めに紹介するのは図書館戦争シリーズです。

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』という法律を通して、日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。

もちろん現実には存在しません。

ですが、この小説はとてもリアリティが感じられて、もし実際にあったとしてもおかしくないのかも知れない、そう思わせられるほど、設定、登場人物、情報、全て細かい部分まで書かれていて読みながら、すごいなあ、と感激しました。

映画との違いは、この話はもちろんフィクションで、結構しっかりとした抗争シーンなどが書かれているのですが、原作を読んでいた時にしていたイメージと実写化した際のイメージが少し違ったと思います。

小説を読んで時の方が迫力があって、興奮しました。

それほど想像力を働かすことのできる本はそう多くありません。

・出版社 角川文庫

・第1刷発行 2011年4月25日

ジョーカーゲーム 柳広司

スパイ小説といえばこの作品です。

男性の方たちなら一度はスパイに憧れた時期があるはずです。

私も憧れてスパイ映画を毎晩のように見ていて、そんなある日にこのスパイ小説を見つけて読みました。

スパイというのは、どこまでが真実でどこまでが嘘なのかは分かりませんが、世界の男の子のロマンが詰まっています。読んでいて、ふと自分がこの世界の主人公に入り込んでいってしまうと思います。

またこの小説はたくさんの主人公からの視点が描かれており、それぞれの立場になり切ることができます。

一話が50ページほどと読みやすくもなってますので、気になった人は読んでみてください。

 

・出版社 角川文庫

・第1刷発行 2011年6月25日

鹿の王 上橋菜穂子

精霊の守り人シリーズでもお馴染みの上橋菜穂子氏の新しいファンタジーシリーズ作品です。

ファンタジー作品が好きな人は是非読んでほしいシリーズです。

2015年本屋大賞で第一位を受賞した家族の命をつなげる温かいストーリーの中に様々な困難が待ち受けているのですが、その困難に立ち向かう父と子の姿が非常に感動する作品です。

五つの中で唯一のファンタジー小説ですがファンタジーならではの面白さがあり、出てくるキャラクター一人一人にとても愛着が湧いてくるので読んだ後にも余韻に浸れる小説です。

・出版社  角川文庫

・第1刷発行 2017年6月25日

神様のカルテ 夏川草介

2010年に本屋大賞第二位に輝いた大ヒット作が文庫化されて、さらに人気が出たので映画化まで決定した作品です。

主人公の栗原一止は、「24時間、365日対応」の職場は常に人手不足、40時間連続勤務なんて時も珍しくない病院で働く29歳の内科医。

目まぐるしく回る日々に母校である信濃大学医局から誘いの声がかかる。

大学に戻れば、最先端の医療が学べるのだが、大学病院では診てもらえない、死を前にした患者のために働く医者でありたい、という悩みに直面する一止。

そんな一止に対して患者、家族、同僚などいろんな人が関わってくることで変化していく心情と周りとの関係の変化を3作に分けて読み進めることができるシリーズです。

映画は櫻井翔主演、ヒロインに宮﨑あおいという素晴らしいキャストなので一止を櫻井翔とマッチさせて想像しながら読んでいくと物語が入ってきやすいです。

・出版社 小学館

・第1刷発行 2011年6月7日

ズッコケ三人組 那須正幹

昭和の名作と言っても過言ではないかも知れません。

テレビ番組の8時だよ全員集合、のようなエンタメ要素がたくさん含まれていることが令和の時代になっても人気がある理由なのかも知れません。

短期でおっちょこちょいのハチベイと物知りで思慮深いけどどこかいつも理屈っぽいハカセ、動きがいつものんびりしていて気持ちが優しいモーちゃん

この3人組が小説の中で繰り出すコントのような面白い展開が、初めから最後まで一つの物語を歩みながら次から次へと出てくる、当時は珍しい作品でした。

今ではシリーズが50作にも及ぶ大作となっており子供から大人まで幅広い年代に愛される小説となっています。

・出版社 ポプラ社

・第1刷発行 1983年12月1日

最後になりますがシリーズ作品なんですが、まとめて買う方が多いと思います。

個人的には手間がかかるけれど一冊ずつ買って読んだほうが読みやすく、逆にまとめて買ってしまうと勝手に量が多く感じてなかなか読み進めなかったり、一冊目でやっぱりちょっと自分の好みと違った場合もあるので損した気分になってしまいます。

なので、手間をかけてもいいなら、一冊ずつ買って次の話が読みたいな、と思ったら読んでいくようにしたら楽しく読めると思います。



ABOUT ME
小椋 仁
コラムニストとして新聞掲載を目指している物書き・ライター。 現在はスーパーカブで日本一周しながら、あらゆるところで感じたことをコラムとしてインスタに投稿中。 ここでは心理カウンセラーの資格を活かし、心理学の追求、またそのほかの雑学や旅物語を綴っています。
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