こんにちは。
今日は、人と人との関係性にとても重要な、パーソナルスペースへの入り方を説明していきます。
相手との距離を縮めるための前提
相手との距離を縮めるには、幾つもの方法や手段がありますが、それは必ずしも全員が同じ方法で行くわけではないということです。
同性、異性、歳上、歳下、お互いの関係性によってパーソナルスペースは違い、その距離の縮めかたというのはそれぞれです。それによって、適した話し方・言葉遣いや動作があるのです。
ですので今回は、そんな色々な人に対する距離の取り方を心理的な面や物理的な面でも解説していけたらなと思っています。
物理的に距離を縮める方法
ここのタイトルでは物理的に距離を縮める方法と書きましたが、これは心理的な面も含まれています。
これは、よくナンパ師の人が使うテクニックなのですが、初めて会った人や久しぶりに会う人との距離を縮めたい時に使える方法です。
初対面の時は、どうしても緊張してしまいます。特に異性であれば尚更です。
そこで、なぜ緊張するのか、に注目してみましょう。
緊張というのは、不安や心配、恐怖からなるもので初めて会った際は、相手のことを見て無意識のうちにその相手に関する想像をしてしまいます。
その想像は、人の第一印象、つまり服装や見た目、髪型などと今までの過去にあった経験を結びつけて行われます。
なので、勝手にタトゥーが入っている人を見て怖いイメージを抱いたり、髪色が明るい人や、ピアスを大量に開けていたりする人を見て、チャラい人というイメージを抱いてしまいます。
距離を近づけるためにはまずは第一印象を良くする!
第一印象。これは言われなくても大事なのはわかると思います。
第一印象では、主に表面的な部分の服装や身だしなみのことについてを言われます。
ここで大切なのは、人は減点方式で見てしまうということです。
初めて会った時は、その人の色々な部分が意識されます。ファッションセンスや髪型(セットされてるか、ボサボサかなど)や髭の有無(清潔感)などを視覚的に確認し、ダメな部分を減点され結果そのイメージが不安や恐怖に繋がるのか、好印象に繋がるのかに分かれます。
また、女性に対しては、匂いがとても有効的だということがわかっています。香水の匂いや柔軟剤の匂いなど女性に好まれる匂いを積極的に使っていくことで好印象を得られやすいことがわかっています。
相手の意識がどこに向いているかを把握する
次に重要なのが、相手の意識の向きです。これは物理的な面と心理的な面が隠されています。
ここで一つ例え話をしましょう。
あなたは今、携帯を見たり、本をよんだりしながら電車を待っています。
その駅は結構な都会の駅で他にも沢山の人が待っています。
日本人は真面目なので二列で綺麗に電車を待っています。
この時、自分の横にも知らない人が並んでいますが、よっぽど気になる特徴でない限りそこまで気にならないはずです。
これは、意識が手にある本や携帯に意識がいき、周りには意識がいきません。
他にも、知らない人から道を聞かれた際、真正面に立たれて聞かれるより、地図を見せられながら、横に並ばれた方が圧迫感が少ないはずです。
これも意識の変化であるということがいえます。
地図があることによってその地図に意識がいき、人との距離やその人への意識が薄まります。
つまり、初対面や緊張する相手との会話で大事なのは、いかに自分の存在を意識させないか、という部分にあります。
どれだけ、人当たりの良さそうな雰囲気で、おしゃれで清潔感があったとしてもどうしても初対面というのは抵抗があります。
特にハグやキスが当たり前の欧米文化とは違い、初対面でハグなどはもってのほかである日本人です。
相手のことを常に気を遣い、意識する日本人だからこそ、相手の意識の部分に注意を向けて相手の感情を操れるようにしましょう。