睨めっこは睨んでないのになぜ睨めっこ??歴史は平安時代まで遡る!!
こんにちは。
今日はこのテーマで書いていこうと思います。
睨めっこって確かに子供の頃からやってたけど、よくよく考えたら睨み合いではないですよね。笑かし合いのイメージが強いですが、これはなんと平安時代の頃から生まれていたと言われています。
睨めっこの歴史①
時はおよそ1世紀ほど遡った平安時代。
当時は睨めっこではなく「目くらべ」と呼ばれるものでした。
これは今のように遊戯のようなものではなく、【真剣勝負】の時に使われるものでした。
平家物語で平清盛が髑髏(どくろ)と武士同士の真剣勝負で睨み合い、目を逸らした方の負けという争いで、目力だけで退治したという話が描かれており、ここから現代の睨めっこに変化したのだと言われています。
睨めっこの歴史②
その後、鎌倉時代にこの目くらべが徐々に睨めっこに変わり、そこに遊戯性が加わったことによって笑うと負けよ…のルールが加わったというわけです。
また、相手の顔を正面から見たり、目を合わせて話をするのが苦手だと言われている日本でしたが、当時の武士たちは戦に負けないためにも訓練としてこの「睨めっこ」をしていたと言われています。
睨めっこの歴史③
さらに江戸時代になると、睨めっこにわらべ歌が誕生し、子どもの遊びとしてだんだん定着していきました。
このわらべ歌には睨めっこの相手として「だるまさん」が登場するのですが、これは仏教の僧侶「達磨大師(だるまだいし)」のことです。
達磨大師は修行のため9年間もの間一言も喋らず座禅を続けたとされる人物です。
「にらめっこ」のわらべ歌にはそんな笑わない達磨大師を笑わせようという意味が込められてつくられました。
まとめ
このような期間を経て今の令和の時代に「睨めっこ」として受け継がれてきたのです。
これから、誰か友達や好きな人と睨めっこする時があればする前に一度、この説明をしてみてください。
「話、長い」、「さっさとしよ」、「どーでもいい」、などの文句が飛んでくることでしょう。
