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死ぬまでに一度は読むべき!年300冊本を読む人が選ぶ、国内外の名小説5選!

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死ぬまでに一度は読むべき!年300冊以上本を読む私が選ぶ、国内外の名小説5選!

この記事はタイトル通り、死ぬまでに一度は読むべき名作」ということで紹介していきます。

皆さんがおそらく聞いたことがある題名の本が多いと思いますが、意外と避けて通ったり、本がそもそもあまり好きではない方にもわかりやすく紹介していきたいと思います。

永遠の0 百田尚樹

これは100人に聞くと150人は知っていると答える、それぐらい有名な作品です。

内容もある程度は知っている人も多いと思いますが、

主題は「第二次世界大戦」での出来事が描かれていて、その中でも、とある一人の飛行機乗りの男にフォーカスが当てられています。

この本はノンフィクションの作品であり、戦争での出来事、死の恐ろしさについてとても深く知ることができる一冊なのですが、この作品は他にも読んでいて学ぶことがあると思いました。

話の元となる飛行機乗りの男、宮部久蔵はかつての戦友からは臆病者と言われていました。生きて帰ることにこだわり続けていたのですが、終戦直前に自ら特攻隊に志願し、戦死してしまいます

なぜ自ら特攻隊に志願したのか、

生きることを優先することが臆病者だと言われた宮部のうちに秘めた思いや生きることにこだわり続けてきた理由はこれから、一人の人間が誤った道に流されることを注意しているのだということに気づきました

・ページ数 448ページ

・出版社 講談社文庫

・第1刷発行 2006年8月23日

星の王子さま サン=テグジュペリ

これも言わずとも知られている名作中の名作です。

この本の中にはたくさんの名言が出てきており、

「星の王子さま 名言」

という検索候補に出てくるほどです。

実際に私は名刺にこの星の王子さまの一節を書くほど好きな作品です。

本作は愛や絆といった普遍的なテーマだからこその感じ方があり、さらに一度読んだ人でもその時のタイミングや感情によって、感じることが変わってくることがあるのもこの本の醍醐味の一つだと思います。

感じ方や表現の仕方に正解はないので是非読んだ後の素直な感情を感じて頂けたらなと思います。

・ページ数 160ページ

・出版社 新潮文庫

・第1刷発行 1943年4月6日

命売ります 三島由紀夫

主人公の羽仁男(はにお)は自殺をしようと試みますが失敗に終わり、目覚めたら病院の一室にいました。

自殺にも失敗した必要のない命

この命を売ろうと新聞広告に「命売ります」と載せたところ、危険な人たちの思うがままに使われていき、そして危ないことをしているうちに段々ある感情に襲われる

ー死にたくないー

死ぬことを恐れていなかったはずの羽仁男と彼を利用しようとする人たちの間に繰り広げられる葛藤。

年々、自殺死亡者が増えつつある日本で命の大切さを教えてくれる名作品の一つです。

この本で感じたことは、人の感情は時期や場面、タイミングなどによって変わってくるということです。

自殺だけじゃなくても、夜中にネットショッピングすると無駄なものまで買ってしまったり(その時は欲しいと思った)、興味なかったものがある時不意に興味を持ったりすることがあると思います。

自殺したい、という感情はこれらと似たような感じがあると思います。

その時その場の感情に囚われすぎず、迷った時や苦しい時は是非一度ゆっくり時間をかけて考えて欲しいなと思いました。

そう思わせてくれたこの本は是非みなさんに紹介したい一冊です。

・ページ数 269ページ

・出版社 ちくま文庫

・第1刷発行 1998年2月24日

変身 フランツ・カフカ

この一冊も言わずとも知られている一冊でしょう。

ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっている。

これだけで面白い匂いがします。

朝起きて自分の体が巨大な虫になっていたらどうしますか

想像するだけでゾワっとすると思います。

一家の働き手であるザムザが虫に変わったことで収入がなくなり、親から冷たくされますが、唯一妹は食事などの世話をしてくれます。

この作中では虫に変わったことで表現されていますが、これは怪我や病気になった人の暗喩じゃないのかなと思っています。今まで一家を支えてきたのに、仕事ができなくなって突然「厄介者」のレッテルを貼られるというある意味、人間らしい作品じゃないかなと思います。

121ページという短い小説ですが、フランツ・カフカの独特の感性や表現が詰まっていて面白い作品です。

・ページ数 121ページ

・出版社 新潮文庫

・第1刷発行 1952年7月28日

カラフル 森絵都

最後の作品はこちらです。

森絵都氏の代表作といえる一冊で、死んだはずの僕の魂が自殺を図った少年、真の体に入り込み、再挑戦のチャンスを得るというファンタジー要素が入った作品です。

真として生きながらも、自分の生前の罪を思い出していかなければなりません。

真として過ごすうちに、人の欠点や美点が見えてくるようになり、自分を見つめ直すきっかけとなっていきます。

数十年の人生。たかが数十年。

人生の長さの感じ方は人それぞれですが、人生が辛くて長い時、作中にも出てくる、

人生は少し長めのホームステイ

という言葉を思い出すと、少しは気持ちが楽になるかもしれません。

・ページ数 259ページ

・出版社 文春文庫

・第1刷発行 2007年9月10日

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小椋 仁
コラムニストとして新聞掲載を目指している物書き・ライター。 現在はスーパーカブで日本一周しながら、あらゆるところで感じたことをコラムとしてインスタに投稿中。 ここでは心理カウンセラーの資格を活かし、心理学の追求、またそのほかの雑学や旅物語を綴っています。
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