【2022】おすすめ官能小説3選!!子供はみちゃダメ!!
こんにちは。
今日は、皆さんにおすすめの官能小説を紹介したいと思います。
まず初めに官能小説についてのイメージはエロの要素が多くいやらしい小説というようなイメージを持つかと思います。
ですが、官能小説をたくさん読んでわかったのは、そういった要素も含まれていますが、それ以上にストーリーや表現方法がとても面白い小説です。
特に小説初心者の人には結構オススメしています。
なぜなら世の中の全ての人が好きな、エロをテーマにした作品だからです。小説の中にエロ要素が入ったら、文字が苦手な人でもすらすら読めるはずです。
なのでこれからオススメの官能小説を3つ紹介します。また、最後には「官能小説用語表現辞典」という非常におすすめの事典も紹介しておきます。
【人妻】夜明けの未亡人 葉月奏太
あらすじ
二年前に妻を病気で亡くした昭信は、お盆の墓参りで妻の幼馴染・菜美と偶然再会する。彼女もまた四年前に不慮の事故で夫を失っていた。
喪服姿の菜美から匂い立つ成熟した女の色香に動揺し、昭信は思わず自宅へ誘う。
玄関でしゃがんだ菜美の黒いワンピースに浮かび上がるむっちりした双臀の丸みに、いけないとは思いながら目が離せない。夕食中、亡妻に聞けなかったことを尋ねると衝撃の事実がー。
悪酔いした昭信はワインをこぼし、菜美のワンピースを汚してしまう。妻の服に着替えてもらうと、その姿が妻と重なって・・・。
感想
こちらは、人妻と書いていますが、なんとも言えない関係です。
お互いにパートナーを失っているので、「浮気」ということではないのですが、しかしどこか頭の中によぎる元パートナーへの想いと目の前にある相手への想い、甲乙つけ難い思いをどうやって吐いていくのかというのが見どころです。
特に、ラストの元パートナーの遺影の……これ以上言ってしまうとネタバレになってしまうので言わないようにしますが、とても盛り上がるラストシーンを是非とも読んでみてほしいです。
・ページ数 284ページ
・出版社 悦文庫
・第1刷発行 2019年7月22日
【隣人】隣のお姉さんと 橘真児
あらすじ
優香里は、隣家の恭子から、出張で不在の間、息子の康文の面倒を見て欲しいと頼まれる。彼が中学生だった頃からよく知っていたので快諾した彼女。
ある晩、合鍵で入ると、康文は制服姿のままソファーで寝ていた。股間が隆起しており、さすり続けるとー
年頃の高校生と処女の大学院生の不思議な同居が始まった。書き下ろし青春官能エンタメ。
感想
隣人ものです。
この本の面白いところは高校生と大学院生という歳の離れた設定と大学院生の方には経験がないというところです。
お互いが探り探り、好意を確かめながら、進んでいくストーリーはとても純粋で、また、隣人の仲の良い姉弟のような関係から一線をこえていった時の心の変動がとても面白いです。
・ページ数 249ページ
・出版社 二見文庫
・第1刷発行 2019年2月25日
【社長令嬢】落下する女神 草凪優
あらすじ
東京でうだつの上がらなかった城島敦彦は、地元に戻って父のコネで〈馬淵リゾート〉に就職。歳上で途方もない美形の社長夫人・佐保付きの運転手として働き始める。奔放でエキセントリック、それでいて純粋。
お嬢様育ちの佐保に、敦彦はどんどん惹かれていった。男女の関係になった2人に性愛は一気に燃えさかる。
バブル期を舞台に、一途な青年と人妻との激しい情愛を描く恋愛官能小説。
感想
こちらの内容は個人的にはあまり好きではなかったです。
なぜなら、社会の裏側というかヤクザとの繋がりがある会社で、それは嘘でしょ、っていうストーリーになっているからです。
人が殺されて、山に死体を運ばされたりとか……
まあそんな感じで私にはあまり刺さりませんでしたが、官能小説の要素は前の2つに比べて非常に激しいです。
作中の主人公・城島敦彦と社長令嬢・佐保の2人の心情が変化していく様子はとても人間味があり見どころだと思います。
・ページ数 324ページ
・出版社 徳間文庫
・第1刷発行 2020年9月15日
官能小説用語表現辞典 永田守弘
内容
官能小説の醍醐味は、その独特の言語感覚にある。描くべきいきものが決まっているだけに、その表現の多彩さ、用語の多さには目を瞠るものがある。
本書は、 2005年以前の数年間に発行された官能小説663冊の中から、官能小説に独特と思われる用語や表現をセレクトした用語辞典。約2300語を五十音順に整理し用例を示した、本邦初のユニークな辞典である。
文庫化にあたり「絶頂表現」を付加。
感想
最後に紹介しておくのは、小説ではなく事典です。
辞典なのですが、官能小説に出てくる表現方法や独特言い回しをまとめたものになっており、あの有名なアーティスト「あいみょん」が作詞の際にいろいろな表現を学ぶために読んでいたとラジオで言っていたようなものになります。
実際に読んでみて、小説が好きな人ならとても面白いと思います。
同じ単語に対しても作者や作品が変われば、違った表現で表されているのがまとめてあり、今までになかった発想力や言葉遣いが学べます。
・ページ数 362ページ
・出版社 ちくま文庫
・第1刷発行 20061010日